【虐待,傷害致死】群馬県高崎市 当時3歳長男に暴行 25歳母親と27歳元交際相手逮捕、長男は死亡
(続報)4歳児死亡、預け先の妻も暴行容疑で逮捕 群馬・高崎
(続報2)母親の元交際相手ら再逮捕 4歳男児死亡、傷害致死容疑で―群馬県警
(続報3)傷害致死容疑の夫婦を釈放
(続報4)おととし死亡の男児に暴行か 夫婦を逮捕

このうち土屋容疑者はことし２月、自宅で当時３歳だった長男の翔雅くんの頭を殴ったとして、暴行の疑いが持たれています。
また武藤容疑者は、今月自宅で翔雅くんの腹を殴ったとして、暴行の疑いが持たれています。
これまでの調べで、翔雅くんは22日意識不明の状態で病院に搬送され、病院から警察に「男の子の体に原因が分からないけががあり、虐待の疑いがある」と通報があったということです。そして23日午前４時ごろ、死亡したということです。
調べに対し土屋容疑者は容疑を認め、「育児のストレスがあった」と供述しているということです。武藤容疑者も容疑を認めているということです。
警察は、全身に多数のあざがあり、脳に出血が見られることから、日常的に虐待を受けていた疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。

平成27年12月、市の保健センターからこども家庭課に対し、「妊娠届を提出した心配な妊婦がいる」と連絡がありました。
保健センターの担当者が土屋容疑者と面談した際に、妊娠発覚後、当時の交際相手と連絡が取れず、家族にも妊娠を隠しているなどと説明したということです。
このあと土屋容疑者の実家で祖父母の育児支援を受けられることになったため、保健センターは見守りを続けることになったということです。
保健センターは定期的に家庭訪問などを続け、３か月健診、１歳児健診、１歳６か月健診では特に問題はなかったということです。
去年５月の３歳児健診で翔雅くんが眼科の受診を勧められて経過観察となり、保健センターは去年８月に家庭訪問を行って、保育所への入園を勧めましたが、祖父母による育児支援が引き続き確認できたことからそれ以降は連絡をとっていなかったということです。

県警は26日、無職武藤千夏容疑者（23）=同市矢中町=を男児への暴行容疑で新たに逮捕し発表した。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。千夏容疑者は、男児に対する別の暴行容疑で逮捕された武藤一貴容疑者（27）の妻。

千夏容疑者は4月中旬ごろ、自宅で土屋翔雅（しゅうが）君（4）=同市筑縄町=を平手で殴った疑いがある。翔雅君は当時、母親の土屋聡美容疑者（25）=暴行容疑で逮捕=が元交際相手の一貴容疑者に預けていた。
　翔雅君は22日午後3時ごろ、意識不明の状態で武藤容疑者宅から搬送され、約13時間後に外傷性ショックで死亡した。

　群馬県高崎市で４月、土屋翔雅ちゃん（４）が死亡した事件で、群馬県警捜査１課などは１３日、翔雅ちゃんの母親の元交際相手武藤一貴容疑者（２７）＝同市矢中町＝と、妻の千夏容疑者（２３）＝同＝を傷害致死の疑いで再逮捕した。
　逮捕容疑は４月２２日、共謀して自宅内で翔雅ちゃんに何らかの暴行を加え、２３日早朝に外傷性ショックで死亡させた疑い。

一貴容疑者は「間違いありません」と大筋で容疑を認め、千夏容疑者は黙秘しているという。

司法解剖で急性硬膜下血腫や腹腔内出血などが確認されており、頭部や腹部に暴行を受けたとみられる。

翔雅ちゃんの母親も同２３日に暴行容疑で逮捕したが、処分保留で５月３日に釈放した。

　元交際相手の女性から預かった群馬県高崎市の４歳男児に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死容疑で逮捕された男性（２７）とその妻（２３）について、前橋地検は３日、処分保留で釈放した。理由は明らかにしていない。今後も任意で捜査を継続する。

　群馬県高崎市でおととし、当時4歳の男の子に対し暴行をしたなどとして男の子の母親の元交際相手とその妻が逮捕されました。
　伊勢崎市の会社員・高原一貴容疑者（29）と妻の千夏容疑者（25）はそれぞれ、おととし3月と4月に当時住んでいた高崎市のアパートで土屋翔雅ちゃんの身体を殴ったり、足で踏みつけたりするなどの暴行を加えた疑いが持たれています。
　翔雅ちゃんは一貴容疑者の元交際相手の子どもで、2人が預かっている間に犯行に及んだものとみられています。
　翔雅ちゃんはおととし4月下旬、搬送先の病院で死亡しました。
　警察は、2人が暴行に至った経緯や死亡との因果関係について詳しく調べています。
　2人はおととし、翔雅くんに対する暴行と傷害致死の疑いで逮捕され、その後不起訴となっていました。