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【遺棄致死事件】京都府福知山市　転倒で大けがの91歳母親を放置し死なせる無職59歳息子を逮捕
【判決】転倒した母親放置死　長男に執行猶予判決

日付	◯2018/4/20 ☆2018/4/17

　京都府福知山市の自宅で、転倒して大けがをした母親（91歳）をそのまま放置し死亡させたとして、警察は同居している長男（59歳）を、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕した。
　逮捕されたのは、福知山市榎原に住む無職の藤原由秋容疑者。警察によると2018年4月17日頃、藤原容疑者の母親の藤原初美さんが自宅の勝手口付近で転倒し後頭部から出血し、意識障害を起こして床に座り込み、翌日には意識を失い倒れたが、藤原容疑者は異変に気づきながら放置し、18日頃に低体温症で死亡させた疑いがもたれている。
　藤原容疑者と母親は二人暮らしで、20日朝、容疑者が親族に「息をしていない」と電話で出連絡し、119番した。調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている。

【判決】2019年2月15日　京都地裁　懲役3年執行猶予5年
　転倒してけがをした母親（当時91）を放置して死なせたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた無職の長男の被告人（59）の裁判員裁判の判決公判があり、柴山智裁判長は「病院に連れて行くのが面倒という身勝手な動機で老齢の母を放置した」として懲役3年、執行猶予5年（求刑懲役5年）を言い渡した。同裁判長は、被告人が母親の転倒に関与していない点や必要に応じて介助し通院に付き添うなどくむべき事情があるとして執行猶予付きとした。

発生場所	京都府福知山市榎原
参考	高齢母放置し死なせた疑い　自宅で転倒、京都・福知山 https://www.sankei.com/west/news/180801/wst1808010047-n1.html

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