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妻刺殺後、自殺図る? 路上で倒れていた夫 居間に遺体 青森・八戸【続報】夫を嘱託殺人に切り替えて起訴 /青森【判決】「自殺する前に私を」妻に頼まれ刺殺 嘱託殺人の男有罪 執行猶予5年、精神障害を考慮 青森地裁八戸支部判決
日付 | ☆2018/6/1 |
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裁判長は「犯行は極めて短絡的でむごい」と指摘しつつ、精神障害による馬場被告の判断能力の低下を考慮。「妻に生き続けてもらう方法を考えることができなかったやむを得ない面がある。悪質と言えない」と判断した。青森県八戸市の路上で、男性が上半身裸で腹から血を流して倒れているのを通行人が見つけて110番通報した。男性は50代で、警察官に「妻を刺した」と話したことから警察官が自宅アパートを確認し、妻(64)が居間で仰向けの状態で死亡しているのを見つけた。遺体の胸には刺されたとみられる傷があり、そばには包丁が落ちていた。死後1~2日程度経過。男性は現在、病院で手当てを受けている。この夫が妻を殺害後、自殺を図った疑いがあると見て、殺人容疑を視野に捜査。男性の供述などから、無理心中の可能性も含めて捜査を進める一方、男性が自宅近くで見つかるまでの経緯に不明な点も多いことから、慎重に調べている。 (続報) 殺人容疑で逮捕された無職の夫を嘱託殺人罪に切り替えて青森地裁八戸支部に起訴した。地検は認否を明らかにしていない。 夫は6月1日夕、自宅アパートで妻から依頼を受け、文化包丁で胸を突き刺して殺害したとしている。夫の逮捕当時、精神疾患を理由に氏名を公表していなかったが、地検は責任能力があると判断した。嘱託殺人罪に切り替えた理由について、青森地検の検事は「捜査で収集した証拠によって嘱託と認定した」としている。【判決】2018年9月21日、青森地裁八戸支部、嘱託殺人罪、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)の判決 裁判長は「犯行は短絡的でむごいが、妻はちゅうちょする被告に包丁で刺すよう促した」と指摘し、「嘱託殺人の中で特に悪質ではなく、社会内で更生や贖罪の機会を与えるべきだ」と述べた。被告の精神障害に判断能力の低下を考慮。「妻に生き続けてもらう方法を考えることができなかったやむを得ない面がある。悪質と言えない」と判断した。 さらに判決言い渡し後、「今後も生きて妻を弔ってもらいたい」と被告に説諭した。 被告は2018年5月下旬、体調不良により再入院させられるのではないかという不安から自殺を考えている旨を妻に話したところ、「自分を刺してから死んでほしい」などと頼まれ心中を決意。6月1日夕方ごろ、自宅で妻の左胸を包丁で刺して殺害した。 公判では統合失調症に長年苦しんできた被告と、被害者となった妻(64)が厳しい環境で暮らしていたことが浮かび上がった。専門家は「夫婦は社会的支援が必要な状態だった」と指摘する。 判決などによると、夫婦は精神障害者の集会で出会って結婚した。だが、15年以上にわたる2人の暮らしは統合失調症による入退院の繰り返しだった。 統合失調症などの患者が共同で生活する「べてるの家」(北海道浦河町)を創設した向谷地生良北海道医療大教授(看護福祉学)は「事件の背景には病気を抱えた夫婦の孤独感があるのではないか」と指摘する。 2013年に障害者総合支援法が施行され、精神障害者らが尊厳ある社会生活を営むことができるよう公的にサポートすることとなった。就労なども含めた支援策は整ったが、夫婦がともに患っているケースでは、悩みを抱え込んでしまうこともあるという。 今回の事件でも、被告が暮らしていたアパート周辺の住民は「夫婦とほとんど関わりがなかった」と口をそろえる。公判でも夫婦が地域から孤立していた様子が垣間見えた。 近年、精神障害者の自助グループの活動が盛んになり、出会いの場が増えているという。患者同士が結婚、出産することへの偏見もかつてに比べれば弱まっているとされる。 向谷地教授は「お互いが病気だと、周囲は悩みを抱え込んでいるかどうかも分からない。地域が病気への理解を深め、積極的に関わっていくことも重要だ」と強調した。 |
発生場所 | 青森県八戸市新井田丑鞍森 |
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参考 | 【判決】https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201809/20180922_23036.htmlhttps://www.sankei.com/affairs/news/180921/afr1809210034-n1.html |
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