【介護?無理心中】兵庫県姫路市 94歳母親と63歳長男死亡、姉に「ごめん、もう無理」とメール

母親は寝室のベッドであおむけに倒れていて着衣の乱れはなく、男性は部屋のふすまの桟にロープをかけて首をつっていた。母親の遺体のそばには、男性が記したとみられる遺書が見つかったという。
　同署によると、親子は２人暮らし。同日、姉が男性から「ごめん、もう無理」というメールを受け取り、近くに住む叔父と訪れて遺体を発見したという。

２９日午後５時２０分ごろ、姫路市飾東町の住宅で、市内の別の場所に住む６０代の女性から「母と弟が亡くなっている」と警察に通報がありました。

警察が駆けつけたところ、この家に住む無職の後藤一典さん（６３）が１階の部屋の入り口でロープで首をつって死亡していて、部屋の奥にあるベッドの上で母親の田鶴子さん（９４）があおむけの状態で死亡しているのが見つかりました。
この家では、死亡した２人で暮らしていて、警察によりますと母親の首には絞められたような痕があったということです。
通報した女性は警察に対して、「『ごめん。もう無理』と書かれたメールを、朝に弟から受け取った」と説明しているということです。
警察は、２人に目立った外傷はなく、外から何者かが侵入した形跡もないことから、６３歳の長男が無理心中を図ったとみて詳しく調べています。