【殺人】千葉県印西市 32歳女性行方不明 妻名義の車検証申請書偽造で逮捕された47歳夫 「殺して海岸に埋めた」と供述
(続報)死体遺棄容疑で夫再逮捕 千葉の女性不明事件
(続報2)千葉県印西市の女性不明 夫を殺人罪で追起訴

　千葉県印西市の女性（32）が3月から行方不明になり、事件に巻き込まれた疑いがあることが23日、明らかになった。女性が使っていた車の中からは血痕が見つかった。同県警は女性と別居している夫（47）が何らかの経緯を知っている可能性があるとみて、事情を聴いている。

女性は2019年11月には別居していた。今年3月6日に千葉県成田市内の勤務先を出た後から行方が分からなくなり、3日後に親族が行方不明届を出した。女性が使っていた車は勤務先から約2キロ離れた公園で見つかり、車内の血痕は女性のものと確認された。
　小野容疑者は約20年前、群馬県警の警察官を数年間務めていたことがある。捜査関係者によると、離婚や同居する長男の親権などを巡って女性との間に問題を抱えていたという。

小野容疑者が逮捕前の任意聴取で「（妻に）接触する目的で新しい車を購入した」という趣旨の話をしていたことが２４日、捜査関係者への取材で分かった。
　偽造書類で購入した車は茨城県内で見つかり車内には妻の血痕があった。千葉県成田市で見つかった妻の車にも血痕があり、県警は小野容疑者から事情を聴く方針。

職場の近くでは、女性の携帯電話が見つかったということです。

夫の自宅を捜索した結果、女性の免許証が見つかったほか、ナイフや血の付いた髪留めが押収されていたことが新たに分かりました。また、夫が「車の中で殺して海岸に埋めた」と話していることも分かりました。警察は夫の話に基づき、これまでに茨城県鉾田市の海岸を捜索しましたが、手掛かりの発見には至っていません。女性と夫は離婚の協議中で、子どもの親権を巡って争っていました。

　千葉県印西市の女性（３２）が３月に行方不明となった事件で、県警は１３日、女性の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で、夫の会社員、小野陽容疑者（４７）＝茨城県つくば市、有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕＝を再逮捕した。

小野容疑者は妻が行方不明となった翌日の３月７日、茨城県から千葉県にかけての海岸に遺体を車で運び、遺棄した疑いが持たれている。遺体は見つかっていないが、小野容疑者の車の中で妻の血痕が確認されたほか、自宅からは血の付いた所持品が見つかっていた。

千葉地検は２５日、殺人罪で夫の無職、小野陽被告（４７）＝茨城県つくば市、死体遺棄罪などで起訴＝を追起訴した。
　理奈さんの遺体は現在も見つかっていないが、地検は、収集した証拠により、合理的疑いを入れない程度の立証が可能だとした。
　起訴状によると、小野被告は３月６日午後５時４０分～翌７日午前１０時ごろまでの間に、成田市所在の駐車場に駐車中の自動車内で、理奈さんの首を刃物様のもので刺し、殺害したとしている。