【殺人】愛知県稲沢市 71歳父親と29歳姉を刺して殺害 無職の25歳男逮捕「家族の中で疎外感を持っていた」

　20日午前0時すぎ、稲沢市西島新町の市営住宅西島団地で、住民から「妻が血だらけの男と出くわした」と110番通報がありました。
　現場に駆けつけた警察官が廊下で男を発見し、「姉を包丁で刺した」などと話したため、男の部屋を確認したところ、20代くらいの女性と70代くらいの男性が血を流して倒れているのが見つかったということです。
　2人は、病院で死亡が確認されました。

　調べに対し高橋容疑者は「殺すつもりで姉の腹などを刺した」と容疑を認めているということです。
　高橋容疑者は「父親も刺した」と話しているということで、警察は遺体の身元確認を急ぐとともに、容疑を殺人に切り替え犯行の動機などを詳しく調べる方針です。

7月に愛知県稲沢市の集合住宅で、25歳の男の父親（当時71歳）と姉（当時29歳）が、刺されて死亡した事件で、警察は父親を殺害した疑いで、男を再逮捕しました。
　殺人の疑いで再逮捕されたのは、稲沢市西島新町の無職、高橋智容疑者（25）です。

高橋容疑者は7月19日の夜、集合住宅で同居していた父親の輝男さん（当時71歳）の背中などを包丁で多数回突き刺すなどして殺害した疑いが持たれています。
　調べに対し高橋容疑者は「お父さんを殺したことに間違いありません」と容疑を認め、「家族の中で疎外感を持っていた」と繰り返し供述しているということです。
　輝男さんは、自宅のリビングで襲われたとみられています。
　高橋容疑者は死亡した姉の礼さん（当時29歳）を殺害した疑いで、既に送検されていて、警察は高橋容疑者が輝男さんを殺害した後、帰宅した礼さんも殺害したとみて、詳しい動機を調べています。
　高橋容疑者は4月の初めごろから事件のあった集合住宅で、輝夫さんと礼さんの3人で一緒に暮らし始めたということです。

現場で包丁５本を押収しているという。
　同２０日午前０時１０分ごろ、市営住宅の住人から「血だらけの男がいる」と１１０番があり、署員が室内で輝男さんと礼さんを発見。高橋容疑者は共用スペースに全裸で立っており「お姉ちゃんとけんかした」などと話していた。