【殺人】石川県加賀市 56歳姉の首締め殺害 無職の52歳弟逮捕「姉が暴れるので、体を押さえ付けた」

任意の事情聴取に「姉が暴れるので、体を押さえ付けた」と供述し殺意は否定していたが、逮捕後は黙秘している。
　逮捕容疑は三日午後一時ごろから同五時半ごろ、自宅で同居する姉で会社員の利栄（としえ）さん（５６）の首などを圧迫し、殺害したとされる。

邦義容疑者は独身で、両親が住む実家で利栄さんと四人暮らし。三日午後五時五十分ごろ、父親が自宅でうつぶせで倒れている利栄さんを見つけ、一一九番した。救急搬送されたが心肺停止状態で、同日午後七時ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。
　消防からの通報で署員が現場に到着すると、邦義容疑者が自宅にいたため署に任意同行し、事情を聴いていた。四日の司法解剖で死因が頸部（けいぶ）圧迫による急性窒息と判明。邦義容疑者の供述や死因などから、容疑が固まったとして逮捕した。任意同行には素直に応じたという。家族間のトラブルに関する情報や相談は署になかった。

近くの住人：
「私（宮本容疑者は）見たこともない。じいちゃんとばあちゃんが出入りしているのは知っていました」
「全然会うことってないしね」
　その存在があまり知られていなかった宮本容疑者。学生時代に“いじめ”に遭い、２年遅れて地元の高校に入学したといいます。
高校時代の同級生：
「廊下ですれ違っても、ちょっとうつむき加減でっていう印象ですね」
「大学は国立に行ったと記憶しています。いやぁ正直びっくりしました。そんな印象がなかったので」
　姉弟間の関係を知る人は…。
近くの住人：
「派手な子じゃない。あそこのうちの子の姉弟は男の子も女の子も控えめのおとなしい子であるということだけやわ。仲悪いとか一回も聞いたことがない」

3日、加賀市の自宅で同居する姉の首を絞めて殺害したとして52歳の男が逮捕された事件で、警察は5日、男の身柄を検察庁に送りました。

宮本容疑者は利栄さんと両親との4人暮らしで、父親が理容店を営んでいるということです。
理容店を利用する男性は「宮本容疑者が小さい時に、よく散髪の待ち時間に将棋をした。そういうことをする子じゃなかった。おとなしい息子だった」と話す一方、きょうだいを知る同級生は「宮本容疑者は、中学時代に殴られたか蹴られたかしたときに、目に当たって失明して顔の形が変わるくらいに。宮本容疑者が引きこもっているのではないかと」と語ります。
また、ほかの同級生は「宮本容疑者は小学校は活発で楽しく外で遊びまわる元気な子だった。中学時代のいじめがなければ普通に生活が送れたと思う。」とも話します。