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【殺人】埼玉県杉戸町 85歳母親の首を絞め殺害 51歳次男逮捕「殺してしまった」自ら通報
【判決】母親が奇異な言動…つらさから逃げたくて殺害息子に懲役８年「無理心中ではない」

日付	〇2019/8/14 ☆2019/8/8

　2019年8月14日、埼玉県警杉田署は母親を殺害した殺人容疑で、同居する次男の会社員・杉岡洋二容疑者(51歳)＝埼玉県杉戸町高野台西＝を逮捕した。死亡したのは無職・杉岡敏子さん(85歳)。逮捕容疑は8日ごろ、自宅で敏子さんの首を絞めて殺害した疑い。容疑を認めている。
　杉岡容疑者は敏子さんと2人暮らしで、13日午後1事ごろ、自ら「母親を殺してしまった」と署に通報。駆け付けた署員が、1階の居間にあるソファの上で、敏子さんがうつぶせの状態で死亡しているのを発見。死後数日が経過していた。

【判決】2019/12/18

　自宅で母親の首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた、杉戸町高野台西、会社員の男（５１）の裁判員裁判の判決公判が１８日、さいたま地裁で開かれ、河村俊哉裁判長は懲役８年（求刑・懲役１０年）を言い渡した。
　判決理由で河村裁判長は、母親の奇異な言動を見ているつらさなどから逃げたいと考え、「突発的、衝動的に殺害を思い立った」と指摘。母親を殺して、自分も死ねば楽になるという考えはあったが、具体的な自殺方法を考えていないことから、「自殺の意思を有していたとは認め難く、典型的な無理心中の事案とは異なる」と断じた。
　弁護側は「母親の介護に精神的に追い詰められ、一度は無理心中を図ろうとした」「殺害の罪を認めて自首している」として懲役４年を求めていた。

出典：埼玉新聞

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