【殺人未遂】奈良県御所市 81歳父親と77歳母親を包丁で刺す 無職の47歳息子逮捕

　逮捕容疑は６日午前７時ごろ、同市の自宅で、同居の父親（８１）と母親（７７）を包丁で刺すなどし、殺害しようとしたとしている。
　同署によると、午前７時２０分ごろ、森本容疑者から「父と母を刺した」と１１０番があった。駆けつけた署員が家の中で倒れている２人を発見。母親は会話ができる状態だったが、父親は腹部を刺されており、ともに病院に搬送された。

父親は腹部を刺され、母親は顔などを切られて病院に運ばれ、母親は会話ができる状態ですが父親は意識不明の重体だということです。
調べに対し森本容疑者は容疑を認め、「２人を殺すつもりだったが、なぜそういう思いになったのか今はわからない」と話しているということです。
警察にはこれまでトラブルなどの相談はなかったということで、事件のいきさつなどを詳しく調べています。
【御所市には相談なし】
御所市の福祉課と高齢対策課によりますと、森本容疑者からはこれまで介護や生活に関する相談は寄せられていなかったということです。
【近所の住民は】
逮捕された森本容疑者について近所の９０代の女性は、「おとなしいいい方でした。こんなことがあるとは思いもせず、驚きました」と話していました。
また、容疑者を子ども時代から知る近所の７０代の女性は、「明るくていい子だったので、こんなことをするとは思いませんでした。お父さんは体をこわしていて、お母さんも目の病気をしていましたが、親思いでちゃんと介護していました。家族みんな仲がよかったので驚きました」と話していました。

近所の人は―
「両親は商売をやっているけどいい人、最近は近所でも家族関係が分からないので、息子が２人いたと思うけど１人は見るけど」