【死体遺棄】宮城県仙台市 82歳女性の遺体放置 59歳娘と38歳孫逮捕...発見場所は第三者名義のマンション
【判決】マンションに女性の遺体遺棄 親子に有罪判決

２人は共謀して、今年８月下旬ごろ、裕美容疑者の母親の和江さん（８２）の遺体を青葉区内のマンションに遺棄した疑いがもたれています。
今年８月下旬、仙台市から和江さんの安否確認の依頼があり、警察が捜査していたところ、１０月２２日、住んでいたマンションとは別のマンションで遺体が見つかったということです。遺体に目立った外傷はなく、死因はわかっていません。
大輔容疑者は、祖母の和江さんと養子縁組をしていたということです。
警察は２人の認否を明らかにしておらず、和江さんの死亡した経緯についても調べています。

　死体遺棄の疑いで逮捕された仙台市青葉区土樋１丁目の無職・遠藤裕美容疑者（５９）と東京都中野区の無職・遠藤大輔容疑者（３８）の身柄は、２６日朝、仙台地検へ送られました。

裕美容疑者と同居していたとみられる和江さんの遺体が、本人や裕美容疑者の所有ではない仙台市青葉区内の別のマンションで見つかっていたことが分かりました。そのため、仙台市から警察に相談があった８月下旬から発見までに約２か月かかったということです。

青葉区のマンションに82歳の女性の遺体を放置したとして死体遺棄の罪に問われている娘と孫に対し、仙台地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

21日の判決で、仙台地裁は裕美被告に対し「母親が生前、火葬を嫌がっていたという意向があったとしても2カ月にわたり放置したことは悪質」として、懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
また大輔被告に対しては「遺体を袋で密封して放置したのは死者を敬う感情を著しく害するものだ」として、懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡しました。