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【介護,殺人】神奈川県川崎市 85歳母死亡、首絞めた54歳次男逮捕「母がいなくなればいい」
【判決】母殺害の男に懲役７年半判決「短絡的に殺害を決意」

日付	〇2018/10/1

　2018年10月1日10時頃、自宅で母親(85)の首をネクタイと手で絞めて殺害しようとしたとして、神奈川県警高津署は同日、殺人未遂の疑いで川崎市高津区久末、自称団体職員の次男、竹田達也容疑者(54)を逮捕した。母親のミツ子さんは搬送先の病院で死亡し、署は殺人容疑に切り替えて動機などを調べている。竹田容疑者が同10:40頃に「母親を殺した」と署に自首してきた。自宅に駆け付けた署員が心肺停止状態で倒れている母親を発見した。
　調べに対し「母親がいなくなればいいと思った」などと供述しているという。同容疑者は、母親と2人暮らし。

【判決】2019/6/21
　同居する母親＝当時(85歳)＝の世話に疲れ、首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた元川崎市社会福祉協議会職員の被告の男(54歳)＝同市高津区＝の裁判員裁判で、横浜地裁（田村政喜裁判長）は2019年6月21日、懲役7年6月（求刑懲役10年）の判決を言い渡した。
　田村裁判長は判決理由で、「被害者が死を望むような発言をする中、一人で問題を抱え込み、追い込まれたと考えられる」と指摘。一方で、「世話の負担が重かったとはうかがえず、専門職に容易に相談できる環境にいた」とし、「短絡的に殺害を決意したことには相応の非難が向けられるべきだ」と述べた。
　弁護側の依頼で被告の当時の心理状態を調べた精神科医が「目の前で苦しんでいる母を助けたいという深い親孝行と自己犠牲の表れ」と分析した点は、「証拠による裏付けの乏しい推論」と退けた。

発生場所	神奈川県川崎市高津区久末
参考	https://www.sankei.com/affairs/news/181001/afr1810010040-n1.html 【判決】https://www.kanaloco.jp/article/entry-176579.html

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