【無理心中,殺人】三重県名張市 資材置き場で36歳父親と2歳次女の遺体、体に包丁で刺した様な傷
(続報)娘殺害の疑いで死亡した父親を書類送検

2人の体には包丁で刺したような傷が複数あったということです。
　また、近くに止まっていた古久保さんの車の中から血のついた包丁と血痕が見つかり、その後の調べで、古久保さんが、5月6日に名張市内の雑貨店で 同型の包丁を購入していたことがわかりました。
　警察は、古久保さんが無理心中を図った可能性があるとみて調べています。

　18日午後7時ごろ、三重県名張市下小波田の建築関係の会社の男性従業員が「資材置き場に1週間ほど前から放置されている車両がある」と県警名張署に通報した。名張署員らが駆けつけると、乗用車のそばに成人男性と性別不明な幼児の遺体が見つかった。2人の遺体は腐敗が激しく、死因や死亡時期などは不明。

男性は指紋などの身体的特徴から三重県伊賀市桐ケ丘3の工場作業員（36）と判明。男性は3人暮らしで、5月6日午後、妻に「娘と一緒に買い物に行く」と話して外出したという。男性と娘（2）が夜になっても戻らないことから、妻が同日午後10時半ごろ、同署に連絡し、2人の行方を捜していた。

　三重県名張市下小波田にある製材会社の資材置き場で５月、父親と娘＝当時（２つ）＝の遺体が見つかった事件で、名張署は５日、娘を殺害した殺人の疑いで、父親の古久保健太郎容疑者（３６）＝同県伊賀市桐ケ丘＝を容疑者死亡のまま書類送検した。捜査関係者によると、同容疑者は殺害後、自らを刺して自殺を図っており、同署は無理心中とみている。
　書類送検容疑は、５月６日午後６時５０分ごろから遺体が発見された同１８日午後７時半ごろまでの間に、資材置き場で自宅から連れ出した娘の向莉ちゃんを包丁で突き刺すなどして死なせたとされる。
　２人の遺体は発見当時、資材置き場に止めてあった古久保容疑者の乗用車の運転席側の外に、いずれも服を着たままあおむけで倒れていた。捜査関係者によると、古久保容疑者は６日に名張市内の雑貨店で包丁を購入していた。血の付いた包丁が助手席にあり、血痕もその周囲に集中していた。車内で犯行に及んで自殺を図った後、外に出たとみられる。