【殺人】北海道札幌市 65歳父親を包丁で刺して殺害 28歳息子逮捕...母親「息子が暴れている」

　７日午後５時３５分ごろ、札幌市北区屯田７の２の住宅で「息子が暴れている」と、この家に住む女性が通行人を通じて１１０番した。駆け付けた札幌北署員が住宅内で血を流して倒れている住人の男性を発見。男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。男性の息子が包丁で刺したことを認めたため、同署は殺人未遂の疑いで、息子を現行犯逮捕した。

逮捕容疑は同日午後５時半ごろから４５分ごろにかけ、自宅で父親の光一さん（６５）の腹部を包丁で刺すなどし、殺害しようとした疑い。関根容疑者も腹などにけがをしており、同署は釈放して入院させた。回復を待って取り調べる方針。

一緒にいた母親も手に軽いけがをしました。

逮捕された次男は事件前、家族との間でトラブルとなり、止めようとした母親が逃げた後、父親への犯行に及んでいたことがわかりました。
　目撃した近所の人：「（関根健司容疑者が）棒を振り回していた。出てこい、どこに隠れているんだと言って家に入っていった」

　光一さんは、腹などを複数回刺され死亡しています。
　その後の調べで健司容疑者は、事件前家族とトラブルになり、制止しようとした母親が家から逃げた後に父親を包丁で刺していたことがわかりました。　

　調べに対し健司容疑者は容疑を認めていて、警察は事件前のトラブルの詳細を詳しく調べています。

　その後の取材で、関根容疑者が、犯行の直前突然、家を飛び出した後、両親に連れ戻される騒ぎを起こしていたことが新たにわかりました。
　「ご主人（光一さん）が外に出て、きょろきょろしていた状況ですね。（きのう午後）５時過ぎのことですね。何か待っていたのか…そういうような状況ですね」（近所の人）
　そのおよそ30分後、関根容疑者が再び家を飛び出そうとしたため母親が止めに入り、近所に助けを求めました。
　父親の光一さんは、その間に関根容疑者ともみ合い包丁で刺されたとみられます。