【判決】5カ月長女の傷害致死、24歳父に無罪判決
【2審判決】奈良の長女暴行死事件　２審も無罪　大阪高裁

日付	2016/12/19

2016年12月19日夜、自宅で長女を抱え上げて頭を壁に繰り返し打ち付け、体を揺さぶるなどし、同21日に脳浮腫により死亡させた。 【判決】2017/12/21　無罪　奈良地裁 「頭部のけがは日常生活でついた可能性が否定できず、被告の故意の暴行という確信部分が証拠によって裏付けられていない」と指摘。「捜査段階での被告の自白に変遷がみられるため、その信用性も欠ける」などと述べた。 【2審判決】2019/1/18　無罪　大阪高裁 　奈良県天理市の自宅で生後5カ月の長女を暴行して死なせたとして、傷害致死罪に問われた父親(26)に対する控訴審判決公判が2019年1月18日、大阪高裁で開かれた。裁判長は、無罪を言い渡した１審奈良地裁の裁判員裁判判決を支持、検察側の控訴を棄却した。 　裁判長は判決理由で、1審と同様に、父親が捜査段階で犯行を認めながら公判で無罪主張に転じた点を「捜査段階の自白は裏付けが不十分な上、妻に嫌疑が及ぶことを避けるため、虚偽の供述をした可能性を排斥できない」などと判断。供述の信用性を否定し、控訴を棄却した。

発生場所	奈良県天理市櫟本町
参考	https://mainichi.jp/articles/20171221/k00/00e/040/227000c 【2審判決】https://www.sankei.com/west/news/190118/wst1901180021-n1.html