【介護殺人】鹿児島市西佐多町 認知症の86歳母親の首絞め殺害 無職の58歳次男逮捕 「母親を殺した」と自ら110番

瀬戸容疑者は２８日の夜、自宅で母親の瀬戸久子さん（８６）の首を絞めて殺害したとして、殺人の疑いが持たれています。

現場近くに住む女性によりますと、瀬戸容疑者は数年前に父親が亡くなったあと、久子さんと２人で暮らしていたということです。
この女性は「ゴミ出しの際に見かけましたが優しそうな人でした。信じられません」と話していました。

司法解剖の結果、死因は頸部（けいぶ）圧迫による窒息死とみられる。

２９日午後２時４５分ごろ、次男から「母親を殺した」と１１０番があった。署員が駆け付けた際、次男は自宅におり、久子さんが倒れていた。救急搬送はしていない。署員が駆け付けた際、次男は自宅におり、久子さんが倒れていた。救急搬送はしていない。

事情聴取の段階で「首を絞めて殺した」と殺害を認めていたが、逮捕後は黙秘している。同署は動機や殺害方法などを詳しく調べる。

　近くの６０代男性は「認知症の母親を息子が介護していた。最近は母親の姿を見掛けず、老人会の誘いにも乗っていなかったようだ」。４０代男性は「殺人があったとは思わなかった。親子と付き合いがなく、普段の生活はよく分からない」と話した。