【殺人】沖縄県中城村 79母親を刺殺し自傷 49歳息子逮捕、以前から近隣で不審な言動

　同容疑者の認否は確認できていない。逮捕容疑は15日午後7時40分ごろ、中城村南上原の民家で女性の胸部などを包丁で刺した疑い。女性の夫が110番通報した。
　搬送時に女性の意識はなく、午後9時43分に死亡が確認された。容疑者の男は両親と同居していた。

母親はその後死亡し、警察は今後、容疑を殺人に切り替えて、動機やいきさつなどを詳しく調べることにしています。
１５日午後８時ごろ、中城村南上原の住宅で、「息子が母親を殴った」と警察に通報がありました。
警察が駆けつけたところ、この住宅の又吉禮子さん（７９）が胸を刺されて血を流して倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、およそ１時間半後に死亡しました。
警察は、現場で包丁を持っていた息子の泰之容疑者（４９）を、殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。

　近隣住民は「息子さんがよく怒鳴って、外に出てきてブロック塀とか蹴飛ばしたりしていた」と話しました。
　泰之容疑者は胸などを自分で刺し、けがをしていますが命に別状はないということです。

　宜野湾署によると同容疑者は両親と3人暮らしで、死亡した母親（79）の体には複数の刺し傷があった。

亡くなった母親を知る女性は「夫婦で寄り添い、散歩する姿をよく見た。人柄も良く、いつもニコニコしていた」と肩を落とした。近隣住民によると、同容疑者は自宅周辺で夜間や早朝、独り言を口にしながら歩いていたり、「俺の悪口を言っているだろう」などと言い掛かりをつけることもあった。同容疑者の言動を両親が周囲にわびることもあったという。