【判決】大阪府堺市 長女を窒息死させた罪に問われた父親に無罪判決

「指で首をつまんだが、死んでいなかった」と容疑を否認している。
　逮捕容疑は今年５月１９日午後９時すぎ、当時の自宅の風呂場で、長女の首を手で圧迫するなどの暴行を加え、窒息死させたとしている。

　生後７か月の長女を窒息死させた罪に問われた父親に対して、大阪地裁は無罪を言い渡しました。

　これまでの裁判で被告は起訴内容を否認し、検察側は「２人きりの時に容体が急変していて病死というのはあまりに偶然すぎる」として、懲役５年を求刑していました。
　１２月２日の判決で大阪地裁は「長女には２つの遺伝子変異があり、それにより不整脈などが生じて死亡した可能性は否定できない。窒息死であることを積極的に示す所見がなく、有罪と認定するに足りる立証がされていない」として、被告に無罪を言い渡しました。