【殺人】山口県下関市 頭部に外傷のある66歳母親の遺体放置で逮捕の無職の40歳長男、母親殺害で再逮捕

遺体の頭部に外傷があったことなどから、警察が殺人事件として捜査していたところ、市内で長男の永野容疑者を発見、１４日午後１１時すぎに死体遺棄の疑いで逮捕しました。

　同市の保健所職員から午後0時15分ごろ、愛子さんと連絡が取れないと署に通報があった。

警察は１４日、下関保健所からの連絡を受けて家の中を調べたところ、居間で女性とみられる遺体を見つけ、身元を確認した結果、亡くなったのは愛子さんであることが分かりました。
永野容疑者は愛子さんと２人暮らしで、調べに対して「母親の遺体を放置して家を出た」などと、容疑を認めているということです。

近くに住む女性は「母親の永野さんとはすれ違ったときに、あいさつする程度でした。１年以上、お会いしていませんでしたが、穏やかな人でした。息子は見かけたこともありません。このような穏やかなところで事件が起きるとは思っていなかったので、びっくりしています」と話していました。

警察は、遺体の頭部に傷があったことから、愛子さんが何者かに殺害された可能性が高いとみて捜査を進めていましたが、６日、永野容疑者を殺人の疑いで再逮捕しました。

永野容疑者は、「ハンマーで母親を殴った。殺したことに間違いありません」などと供述し、容疑を認めているということです。
また、「自分も死のうと思っていた」という趣旨の供述もしているということで、警察は、永野容疑者が母親と無理心中を図った可能性もあるとみて、詳しい動機やいきさつを調べています。

永野容疑者は４月９日ごろ、自宅の台所で母親の愛子さん（当時６６）の頭をハンマーで殴ったうえ、延長コードで首を絞めて殺害した疑いがもたれています。
調べに対し、「すべてのことから逃げ出そうと決めた」などと話し、容疑を認めているということです。