【無理心中】兵庫県明石市 認知症の82歳妻を殺害後 84歳夫首吊り自殺か...市職員が110番通報
(続報)明石の高齢夫婦心中 夫を殺人容疑で書類送検

２３日午後２時ごろ、明石市の住宅を訪ねた市職員の男性から「家の中に倒れた人が見える」と警察に通報がありました。
警察官が駆けつけて確認したところ、１階のベッドの上に、この家に住む８２歳の女性が死亡しているのが見つかり、階段で首をつって死亡している８０代ぐらいの男性の遺体が見つかりました。

この家には夫婦が２人で住んでいて、夫が妻の認知症について相談していたということで、２３日は様子を確認するために市職員が訪れていたということです。
警察官が駆けつけたとき、現場には市内の別の場所に住む２人の息子がいて、「２日から３日ほど前から連絡が取れず、心配になり様子を見に来た」と話しているということです。
住宅には鍵がかかっていて、内部が荒らされた様子はなかったということです。

妻の遺体の状況から夫が妻を殺害して無理心中を図った可能性があるとみて、詳しいいきさつなどを調べています。

　兵庫県明石市の民家で昨年１０月、高齢夫婦の遺体が見つかった事件で、明石署は２６日までに、殺人の疑いで夫＝当時（８４）＝を容疑者死亡のまま書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。送検は１５日付。
　送検容疑は昨年１０月１６日ごろ、同市魚住町中尾の自宅１階寝室で、眠っていた妻＝当時（８２）＝の首をビニール製ロープで絞め、窒息死させた疑い。その後、夫は別のロープを使って自宅の階段で自殺したとみられる。

夫は事件の約１カ月前に明石市役所を訪れ、妻の認知症について相談していた。捜査関係者によると、自宅から見つかったノートには、夫が介護に関する悩みなどを書き残していたという。