【介護殺人】宮城県気仙沼市 介護認定調査中の74歳夫の首絞め殺害 69歳妻逮捕「介護に疲れ」

千葉容疑者は2日午後６時半ごろ、自宅で夫の正俊さん（74）の首を絞めて殺害した疑いがもたれています。
千葉容疑者は事件後、親戚に「夫を殺した」と電話し、親戚からの通報で駆け付けた警察官が、１階の茶の間でうつぶせで倒れている正俊さんを発見しました。
調べに対し、千葉容疑者は「介護に疲れ切って殺してしまった」と容疑を認めているということです。千葉容疑者と正俊さんは2人暮らし

司法解剖の結果、死因は窒息死と分かりました。

亡くなった正俊さんについて、１０年以上前に一度、要介護認定の申請が出されましたが、その後はなく、先月になって再度、申請について相談があり、調査を進めていたということです。
近所の住民などによりますと、正俊さんは目が不自由で、千葉容疑者がほぼ１人で介護をしていたとみられ、警察が詳しいいきさつを調べています。

千葉容疑者の親戚が、１月２４日、「千葉容疑者が介護に疲れ、体調を崩している」などと、民間のケアマネージャーの事務所に相談していたことがわかりました。自宅を訪れたケアマネージャーが、要介護認定申請を気仙沼市に提出し、１月３０日には、市の調査員が、正俊さんの介護認定調査を行っていました。

千葉容疑者は、「介護に疲れて殺そうと思った。居間で座っている時に首をしめた。」などと供述している