【虐待,保護責任者遺棄】大阪市旭区 産婦人科に生後間もない男児置き去り...命に別状なし
(続報)5年で2度、乳児置き去りにした疑い 30代母を書類送検

1月25日の午前４時ごろ、大阪市旭区の産婦人科で新聞配達員の男性が、生後間もない男の子が毛布にくるまれた状態で、職員用の通用口付近に置き去りにされているのを見つけました。
乳児は現在府内の病院に入院していますが、けがはなく、命に別状はないということです。
【産婦人科医院の院長】
「かなり低体温になって、亡くなっている可能性もあったというのを考えると…里親制度とかもあるので、そういう風にしてもらった方が、赤ちゃんの命はより安全だったかなと」
病院の防犯カメラには発見の数時間前、20から30代ぐらいの女性が乳児を置いて立ち去る姿が映っていて、警察は女性の行方を探しています。

　今年1月と5年前の計2度、大阪市旭区の産婦人科医院の前に生後間もない男児を置き去りにしたとして、大阪府警旭署は17日、近くに住む30代の母親を保護責任者遺棄の疑いで書類送検した。「生活が苦しくて育てられなかった」と容疑を認めているという。
　送検容疑は2016年と21年1月に、生後数日の男児をそれぞれ産婦人科医院の前に置き去りにしたとしている。いずれもすぐに発見されてけがはなかった。

1月25日未明に病院前で毛布にくるまれた男児が見つかって保護された。周辺の防犯カメラの捜査などから母親が浮上。この病院では5年前にも同様に置き去りがあったことから関連を調べたところ、DNA鑑定などで母親が関与したと判断した。「2人とも自宅で出産した」と供述しているという。1人で他に3人の子どもを育てていたという。