【保険金殺人】千葉県冨津市 保険金目的で23歳の養子を海に落とし殺害 養父ら3人逮捕

男性は千葉市若葉区殿台町、内装工宍倉拓也さん（２３）。宍倉容疑者の会社に勤め、昨年８月に養子縁組していた。
　宍倉容疑者は１月２７日、同県四街道市和良比、彫り師佐中佑輔（３１）、住所不定、内装工金子栄司（５０）の両容疑者と共謀し、保険金目的で富津市金谷のふ頭で拓也さんを海中に転落させ、殺害した疑い。死因は溺死。
　拓也さんの遺体が見つかった当時、宍倉容疑者は県警に対し、「（拓也さんは）釣りに行くと言っていた」と説明していた。
　その後の県警の調べで、拓也さんに複数の生命保険がかけられ、受取人は宍倉容疑者になっていたことが判明。宍倉容疑者は保険金を請求したが、契約から間もなく亡くなったことを不審に思った保険会社が県警に相談した。県警が今月２５日以降、関係者を任意で聴取したところ、一部が殺害を認める供述をしたという。

千葉県警は25日に関係先の一斉捜索に踏み切り、宍倉容疑者らから任意で事情を聴いていましたが、容疑が固まったとして28日午後に逮捕しました。捜査関係者によりますと、宍倉容疑者は拓也さんと養子縁組をしていて、拓也さんにかけられた生命保険の受取人が実の母親から宍倉容疑者に変更されていました。