【傷害致死？】群馬県桐生市 78歳父親を殴る 51歳息子逮捕...父親死亡

逮捕容疑は５日午後６時ごろ、容疑者方の１階で、仁さんの顔や頭を殴るなどの暴行を加えて傷害を負わせたもの。調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている。

容疑者は仁さんと２人暮らし。事件は９日午前９時１７分ごろ、容疑者が「自宅に帰ると父が倒れている」と１１９番通報し、現場に到着した消防隊員が死亡している仁さんを発見した。同午前９時４０分すぎに消防から１１０番通報を受け、桐生署が事件を認知。仁さんの体には左目などに出血を伴う傷があったため、現場にいた容疑者に事情を聴くなどした捜査の結果、逮捕に至った。

動機は捜査中で、介護疲れや高齢者虐待など複数の可能性を視野に調べを続けている。容疑者は仁さんの死亡時期について「８日まで生きていた」と話しているが、仁さんの詳しい死因や傷害との関連を調べるため、１１日に群馬大学付属病院で司法解剖が行われる予定。傷害と死亡に関連性が確認できた場合は容疑を傷害致死に切り替えて捜査するという。
事件は現場周辺住民にも驚きと悲しみを与えている。近くの５０代男性は「（仁さんは）今年に入っても車で外出するのをよく見た。どこにでもいる普通のおじいさんだった」と現場に手を合わせていた。仁さんを若い頃から知る近くの高齢男性は、容疑者との親子関係について「お互いがお互いの話をすることはほとんどなかった」として、仁さんを「周りの住民から『まーちゃん』と呼ばれて慕われていた。人とけんかするタイプではない穏やかな人だった」と話した。

　仁さんの顔に殴られたような跡があったため改めて警察が事情を聴いたところ、「自分が5日の夕方に父親の顔などを殴ったのは間違いない。8日までは生きていた」と容疑を認めたため逮捕されました。