【殺人事件】北海道岩見沢市 70歳母親をひもで絞殺 48歳娘逮捕 支離滅裂な話をしており刑事責任能力の有無を調べる
【判決】母親を絞殺，被告人に懲役８年６カ月

昨年１２月３０日，母親（当時７０）の首をドライヤーのコードで絞め殺害したとして，殺人罪に問われた被告人（４８）の裁判員裁判の判決で，島戸純裁判長は懲役８年６カ月（求刑懲役１２年）を言い渡した。同裁判長は殺害の経緯について「母親との関係を背景にした衝動的な行為」と認定した上で「逃げようとした母親の首を絞め続けており，殺意は強固だった」と指摘。弁護側は，当時の被告人が飲酒などの影響で善悪を判断し，行動を制御する能力が弱っていたとして刑を軽くするよう求めていたが，自首などの合理的な行動をとっていることなどから「衝動を抑制できなかったのは，性格の傾向による面も大きい」と退けた。