【殺人,殺人未遂】北海道 57歳義弟と63歳姉を刃物で刺す 54歳男逮捕...姉死亡、「2人殺した」と自ら通報

高橋容疑者は同日午後4時20分ごろ、岩見沢市の民家で50代の男性を刃物で襲い、殺害しようとした疑いがある。
　高橋容疑者が同日午後5時20分ごろ、「2人を殺した」と自ら110番通報し、駆け付けた警察官が高橋容疑者を現行犯逮捕した。高橋容疑者は、被害者の男性について「妻の弟」だと説明していた。男性は頭部や腰にけがを負って病院に搬送されたが、命に別条はないという。
　高橋容疑者はもう1人について、岩見沢市から西へ約80キロ離れた余市町黒川町に住む「姉」と説明。説明通り、同町のアパートの一室で姉の佳世子さん（63）が血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
　道警は高橋容疑者を今後、殺人容疑でも調べる方針。21日午前、札幌市の自宅近くでレンタカーを借りていたほか、先に余市町を訪れた後、岩見沢市に向かったと話しているといい、当日の行動の裏付けを進めている。（新谷千布美）

　北海道余市町と岩見沢市で1月、2人が殺傷された事件で、余市町の女性（63）を殺害したとして、道警は11日、殺人の疑いで弟の無職高橋元容疑者（54）＝札幌市、殺人未遂容疑で逮捕＝を再逮捕した。
　再逮捕容疑は1月21日正午ごろから午後0時20分ごろ、姉の警備員高橋佳世子さん（63）の自宅アパートで、佳世子さんを刃物で刺し、出血性ショックで死亡させた疑い。
　道警によると、背中などの刺し傷が致命傷だった。現場で凶器とみられる包丁1本が押収された。高橋容疑者は「姉を恨んでいた」「親族間で金銭トラブルがあった」との趣旨の供述をしており、道警は動機を慎重に調べている。