【死体遺棄】山形県東根市 「家に死体がある」と出頭した51歳男逮捕、「遺体は自分の兄」と供述

鈴木容疑者は４日昼すぎ、親戚の男性とともに「家の中に死体がある」と村山署に出向き、駆け付けた署員らが遺体を発見した。

複数の近所の人によると、２０年ほど前、鈴木容疑者は、母親と兄の３人で暮らしていたが、その後、兄の行方が分からなくなり、母親は施設に入所しているという。それ以来、鈴木容疑者は、自宅に一人で暮らしていた。

東根市で起きた死体遺棄事件で、遺体は男性で、容疑者が「自分の兄だ」と話していることが捜査関係者への取材で新たに分かった。
東根市松沢の農業手伝い・鈴木信行容疑者（５１）が今月４日、「自宅に死体がある」と村山警察署に自首し、自宅から遺体が発見され、死体遺棄の疑いで逮捕された。複数の関係者によると鈴木容疑者の自宅２階の押し入れから白骨化した状態で見つかった遺体は男性だったことが分かった。捜査関係者によると、鈴木容疑者は遺体が「自分の兄だ」と供述しているという。司法解剖の結果、遺体に外傷など目立った異常はないとみられ、ＤＮＡ型鑑定も行われているが、警察によるといまだ身元の特定に至っていない。
関係者によると鈴木容疑者は５年ほど前から一人暮らしとみられていたが、去年の夏以降、過去に捜索願いが出されていた兄が「自宅で生活している」と話していたことが分かっている。また、警察に一緒に出向いた親戚の男性に「自分は遺体の死亡に関与していない」旨の話をしていたという。警察は遺体の身元の特定を急ぐとともに鈴木容疑者が誰かと暮らしていた可能性もあるとみて遺体が自宅にあった経緯を慎重に調べている。