【死体遺棄】兵庫県明石市 ミイラ化した80歳父親の遺体を放置 40代息子2人逮捕...年金900万円詐取容疑でも再逮捕

　１２月２２日の午前９時すぎ、兵庫県明石市鳥羽の住宅で、この家に住む山田健一さん（８０）とみられる遺体が見つかりました。
　警察はその後、この家で同居していた息子で会社員の山田和人容疑者（４９）と、無職の山田拓人容疑者（４２）を、死体遺棄の疑いで逮捕しました。警察は、健一さんの遺体は約２年間放置されていたとみています。
　和人容疑者は調べに対して「父が死んでいるとは知らなかった」と容疑を否認。拓人容疑者は「父の年金で暮らせなくなるから黙ったままにしてしまった」などと容疑を認めているということです。

遺体は自宅の１階和室で見つかり、ミイラ化していた。目立った外傷は確認されていない。

明石市の住宅で遺体を遺棄したとして、この家に住む４０代の兄弟が今月、逮捕された事件で、警察は鑑定の結果、遺体は２人の父親だと発表しました。

警察は見つかった遺体のＤＮＡを鑑定した結果、兄弟の父で一緒に暮らしていた山田健一さんであることが確認されたと２８日、発表しました。
生きていれば８０歳ということですが、死亡した日や死因は分からなかったということです。
警察の調べに対し弟は「父が亡くなったことを市役所に届ければ年金が止められると思い黙っていた」と容疑を認めているということです。
一方、兄は「父が死んだことは知らない」と容疑を否認しているということです。

　兵庫県明石市鳥羽の民家で父親の遺体を放置したとして４０代の兄弟が逮捕された事件で、県警明石署は１２日、父親の死亡を隠して年金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、この家に住む会社員の兄（４９）と無職の弟（４２）を再逮捕した。
　２人の再逮捕容疑は共謀し、２０１５年末に死亡した父親の死亡を届け出ず、２０１６年２月１５日～２１年１２月１５日、計３７回にわたり老齢年金計約９３１万円をだまし取った疑い。

兄は「父親が死んでいることは知らなかった」と容疑を否認。弟は「年金を生活費に充てていた」と容疑を認めているという。
　２人は昨年１２月２２日、死体遺棄容疑で逮捕された。