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【死体遺棄】兵庫県姫路市 31歳姉の遺体を放置 30歳妹と28歳弟逮捕「2週間前から死んでいたのは分かっていた」
【判決】「社会と適切な関わり持てず、途方に暮れた上で犯行」 姉の遺体遺棄、妹弟に有罪判決 地裁姫路支部

日付〇2022/9/15
☆2022/9月初旬(姉死亡)
 兵庫県姫路市広畑区小松町2のマンションの一室で同居していた姉の前川恵里佳さん(31歳)の遺体を放置したとして、兵庫県警網干署は2022年9月15日、死体遺棄の疑いで、いずれも無職の妹・前川千明容疑者(30歳)と弟・前川和容疑者(28歳)を逮捕した。
 2人の逮捕容疑は9月初旬ごろ~15日午前、自宅に姉の遺体を遺棄した疑い。
出典:神戸新聞NEXT

 9月15日に市の職員が恵里佳さんと連絡が取れず不審に思い警察に通報し事件が発覚、恵里佳さんは服を着て布団を被った状態で見つかり、目立った外傷はないということです。
 警察の調べに対し、前川容疑者らは「姉が2週間前から冷たくなり死んでいたのは分かっていたが放置した」と容疑を認めていて警察は事件の詳しい経緯を調べています。
出典:MBS

【判決】2022/12/1
 兵庫県姫路市内のマンションの一室で同居していた姉の遺体を放置したとして、死体遺棄罪に問われたいずれも無職の妹(31)と弟(29)の判決公判が1日、神戸地裁姫路支部であった。近藤紗世裁判官は両被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。
 判決などによると、2人は共謀して9月3日ごろ、姫路市内のマンションで、ベランダで死亡していた姉=当時(31)=の遺体を室内に移動させ、同15日まで放置していた。
 姉は生活保護を受給しており、市職員がマンションを訪れたが応答がなかったため、警察に通報した。
 公判で検察側は、両被告は姉の生活保護費で暮らしていたことが不正受給に当たると思い込み、それを隠すため遺体を放置したと指摘し、居留守を使うなど悪質だとした。弁護側は「どう対応していいか分からなかっただけ」と情状酌量を求めていた。
 判決で近藤裁判官は、両被告が「社会と適切な関わりが持てずにいた中で姉の死に気付き、途方に暮れた上で及んだ犯行」としながらも、「動機や経緯に酌むべき事情はない」とした。
出典:神戸新聞NEXT
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