【放火】山梨県南アルプス市 80代母親と暮らす自宅に火を付ける 無職の48歳息子逮捕「死にたいと思い確実に死ねるように放火した」

２８日午後８時５０分ごろ、南アルプス市下宮地の住宅から火が出ているのを近くに住む人が見つけ、警察や消防に通報しました。
火はおよそ５時間後に消し止められましたが、木造２階建ての住宅１棟が全焼しました。

住宅に８０代の母親と２人で暮らす無職の遠藤智幸容疑者（４８）が、顔に軽いやけどをして病院で手当てを受けていましたが火をつけたことを認めたことから２９日、放火の疑いで逮捕しました。
調べに対して「死にたいと思い確実に死ねるように放火した。２階の自室に灯油をまいてライターで火をつけた」と供述しているということです。
容疑者は火をつけたあと母親に対して「火事だから逃げろ」と伝え、母親は無事で、最終的に自分も外に逃げたとみられています。
近くに住む男性は「外を見たら炎が上がっていたので、現場に行きました。息子は『俺は、俺は』と言って泣いて興奮していて、髪の毛が焼けていた。うちの中に引きこもっていて、誰とでも話すような人ではなかったです。お母さんは、『困るどうしよう』と言っていました」と出火当時の様子を振り返りました。
警察は現場検証を行うなどして事件の動機やいきさつについて詳しく調べることにしています。