【死体遺棄】熊本県上天草市 自宅近くの空地に90歳母親の遺体を埋める 無職の72歳息子逮捕、生存を装い年金だまし取った疑いで再逮捕

１５日に県外に住む妹が帰省したところ藤川容疑者と同居する９０代の母親がおらず、相談を受けた警察が翌日熊本市内で容疑者を発見。「母親の遺体を埋めた」と供述したため警察が現場を捜索したところ白骨化した遺体が見つかりました。「動物は死んだら土に還すべき」などと話し容疑を認めています。

　熊本県上天草市の空き地で、17日に地中から身元不明の遺体が発見された死体遺棄事件で、上天草署は24日、遺体は死体遺棄容疑で逮捕された同市大矢野町、無職、藤川幹男容疑者（72）の母親の照子さん（当時90歳）と判明したと発表した。
　署によると、遺体はほぼ白骨化し、DNA型などから照子さんと特定した。死…

11月、母親の遺体を遺棄した疑いで逮捕されていた上天草市の男が、母親が生きているように装って年金約11万円をだまし取った疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、上天草市大矢野町の無職、藤川幹男容疑者(72)です。
警察によりますと、農業を営んでいた母親が加入していた個人年金基金に対し、すでに死亡している母親が生存しているように現況届を偽造して提出。今年6月頃から11月までの年金約11万円をだまし取った疑いがもたれています。
藤川容疑者は、2021年夏頃、自宅近くの空き地に母親の遺体を埋め、遺棄した疑いで、11月逮捕されています。逮捕後、警察が年金が継続して入金されている母親名義の通帳を発見し発覚しました。調べに対し藤川容疑者は、届け出を偽造したことは認めた上で、「母が死んでいるのを知られたくなかった」と供述しているということです。
司法解剖の結果、母親は遅くとも今年6月までに死亡していたことが分かっています。藤川容疑者は11月に逮捕された時、「2年ぐらい前に自分が埋めた。人が死ぬと自然に返るべきで自分が返した」との供述をしていました。警察は、今年5月以前も年金を不正受給していたとみて捜査しています。