【虐待,殺人,暴行,傷害】大阪府摂津市 熱湯かけられた3歳長男死亡 母親の交際相手の24歳男逮捕...23歳母親も暴行容疑で逮捕、母親には罰金10万円の略式命令

松原容疑者は8月31日の午後、交際相手の女性(23)と同居する摂津市内のマンションの風呂場で、女性の長男である新村桜利斗ちゃん（当時3）の全身に熱湯をかけるなどの暴行をくわえて、殺害した疑いがもたれています。

当時、松原容疑者本人が消防へ通報し、消防が駆けつけた際には桜利斗ちゃんは裸の状態で全身に重度のやけどをしていて、心肺停止の状態だったということです。
　警察の取り調べに対して、松原容疑者は「熱湯を故意に浴びせていません」と容疑を否認しているということです。
　事件当時、桜利斗ちゃんの母親は外出していて、部屋には桜利斗ちゃんと松原容疑者の2人だけだったということで、警察は犯行に至った経緯などを調べています。

府警捜査１課は２７日、桜利斗ちゃんの顔を殴ったなどとして、無職松原拓海容疑者（２４）＝大阪府羽曳野市＝を傷害と暴行容疑で再逮捕し、新たに母親の無職行歩寿希容疑者（２３）＝同＝を暴行容疑で逮捕した。松原容疑者は「散髪する時に、異常なほど泣いたのでかっとなってたたいた」などと話し、２人とも容疑を認めているという。同課は、日常的な虐待があったとみて調べている。
　松原容疑者の逮捕容疑は５月５日、当時住んでいた摂津市内のマンションで、桜利斗ちゃんの顔面を手で殴って傷害を負わせたほか、６月２０日には行歩容疑者と共謀の上、３回にわたり、歩いていた桜利斗ちゃんの頭を円筒状のクッションで殴って転倒させるなどした疑い。

松原容疑者のスマートフォンには、クッションをフルスイングして桜利斗ちゃんの頭部を殴るなどする様子が映った複数の動画が残されていたという。行歩容疑者は５月６日、摂津市に交際相手の暴力について相談に訪れていた。
　松原容疑者は、行歩容疑者が外出中、桜利斗ちゃんの全身に熱湯を浴びせ続けるなどして死亡させたとして逮捕され、今月１３日に殺人罪で起訴された。

　大阪府摂津市で８月、新村桜利斗ちゃん（３）が母親の交際相手から熱湯を掛けられ死亡した事件で、大阪区検は１８日までに、桜利斗ちゃんを殴ったなどとして逮捕された母親（２３）を暴行罪で略式起訴し、大阪簡裁は罰金１０万円の略式命令を出した。いずれも１７日付。
　起訴状によると、母親は交際相手の松原拓海被告（２４）＝桜利斗ちゃんへの殺人罪で起訴＝と共謀、６月２０日午後８時１０～３５分ごろ、円筒状のクッションで３回にわたり、桜利斗ちゃんの顔面を殴るなどしたとされる。
　大阪地検は１７日、松原被告についても暴行罪で追起訴した。