【殺人】岩手県 87歳祖母を殺害 孫逮捕...同居家族から110番通報
【判決】祖母殺害容疑で逮捕の孫 不起訴 “刑事責任問えない”

容疑者は28日午後5時頃、同居する祖母（87）の顔面などを手で数回殴ったうえ、足で数回踏み付け殺害しようとした疑いが持たれています。祖母は市内の病院に運ばれましたが、午後8時に死亡が確認されました。

去年１０月、同居していた８７歳の祖母に暴力を振るって殺害したとして逮捕された孫について、盛岡地方検察庁は刑事責任を問えないと判断し、１７日付けで不起訴としました。
去年１０月、同居していた当時８７歳の祖母の顔を殴ったり踏みつけたりして暴行し、殺害したとして、孫が殺人の疑いで逮捕されました。
盛岡地方検察庁は当時の刑事責任能力を調べるための「鑑定留置」を裁判所に請求し、去年１１月からおよそ４か月間、専門家による鑑定などを行いました。
その結果、刑事責任を問えないと判断し、１７日付けで不起訴としました。
検察は「犯行時の精神状態などを考慮した」などとしています。
そのうえで検察は、医療観察法に基づき、医療機関で適切な治療を受けさせる申し立てを裁判所に行いました。