【虐待,保護責任者遺棄,監禁】大阪府富田林市 孫の2歳女児を自宅に放置し死なせる 46歳祖母と50歳内縁の夫逮捕...死亡の2日前から帰宅せずUSJに外出か、「家を出る際に手足を粘着テープで縛った」と供述
(続報)監禁容疑で祖母ら再逮捕 約57時間放置か

女児は小野優陽ちゃん（2）で、29日午後に吐血しているのが見つかり死亡が確認された。府警が死因や経緯を調べている。

29日午後5時20分ごろ、富田林市小金台の集合住宅3階にある自宅一室で、優陽ちゃんが息をしていないと桃田容疑者が119番した。両容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。
　逮捕容疑は自宅に優陽ちゃんを放置した疑い。優陽ちゃんは小野容疑者の三男の長女。

大阪府富田林市の小野優陽(ゆうは)ちゃん（２）が自宅に放置され、熱中症で死亡した事件で、保護責任者遺棄容疑で逮捕された祖母らが、優陽ちゃんの死亡前日と当日、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）に入園していたことが７日、捜査関係者への取材で分かった。死亡当日も現地のホテルを予約し、３連泊しようとしていたことも判明。大阪府警は、祖母らが外出した当初から、優陽ちゃんを長期間自宅に放置するつもりだった疑いがあるとみて、ネグレクト（育児放棄）の実態を詳しく調べる。

２人は逮捕当初、優陽ちゃんが死亡した当日の６月２９日午前５時ごろに自宅を出て、車でＵＳＪに向かった、と説明していた。

２人の行動を詳しく調べた結果、同２７日午後から小野容疑者の五男（６）を連れてＵＳＪ近くのホテルに宿泊し、翌２８日は近隣の別のホテルに泊まっていたことを確認。さらに優陽ちゃんが死亡した２９日も、２７日に宿泊したホテルを再度予約し、２８、２９両日は実際にＵＳＪに入園し、遊んでいたことも分かった。

大阪・富田林市で、2歳の女の子が熱中症で死亡した事件で、逮捕された祖母らが、2日前から一度も帰宅しなかったなどと、説明していることがわかった。
小野真由美容疑者（46）と桃田貴徳容疑者（50）は6月29日、富田林市の集合住宅で、孫の小野優陽ちゃん（2）を、およそ11時間放置した疑いで逮捕された。
優陽ちゃんの死因は熱中症で、周囲に木の板が張られたベビーサークルに入れられていて、別の部屋からは、ふたに使われた疑いがある木の板も見つかっている。
小野容疑者らは当初、「29日の早朝に家を出て、USJに行った」と話していたが、捜査関係者によると、2日前からホテルに宿泊し、一度も帰宅しなかったなどと説明していることがわかった。
警察は、保護責任者遺棄致死の疑いも視野に調べている。

　大阪府富田林市で、２歳の女の子が自宅に放置され、熱中症で死亡した事件で、保護責任者遺棄の疑いで逮捕された祖母が、女の子の「手足を粘着テープで縛って、外出した」と供述していることが分かりました。

　小野容疑者らは、優陽ちゃんが熱中症で死亡する２日前から外出していましたが、捜査関係者への取材で、「家を出る際、優陽の手足を粘着テープで縛った」と供述していることが分かりました。
　警察が駆けつけた際、優陽ちゃんの手足には何も巻かれていませんでしたが、自宅から捨てられた粘着テープが見つかったといいます。
　小野容疑者らは調べに対し「過去にも縛ったことがある」と供述しているということです。

　大阪府富田林市の集合住宅で2歳女児が放置され熱中症で死亡した事件で、府警捜査1課は20日、逮捕監禁容疑で祖母の小野真由美容疑者（46）と同居する桃田貴徳容疑者（50）を再逮捕した。
　小野容疑者は黙秘し、桃田容疑者は「逮捕に納得できない」と話しているという。
　再逮捕容疑は6月24～27日、3回に分け計約57時間にわたって小野容疑者の孫優陽ちゃんの両手足を粘着テープで縛った上、四方を板で囲み天井にふたを付けたベビーサークル内に閉じ込め、監禁した疑い。
　優陽ちゃんは29日正午ごろに熱中症で死亡したとみられる。両容疑者は6月末、優陽ちゃんをベビーサークル内に放置したとして、保護責任者遺棄容疑で逮捕されていた。