【殺人未遂】福岡県宗像市 67歳父親の腹部を包丁で刺したとして逮捕された息子、不起訴処分に

１０日、午後３時４０分ごろ、住宅で「男性が腹部を刺されたようだ」と女性から消防に通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、６７歳の男性が腹部を刺されていて病院に搬送されました。
搬送当時、意識はあったということです。
警察官が、住宅にいた男性の息子に話を聞いたところ父親を刺したことを認めたため、殺人未遂の現行犯で逮捕しました。

宗像市の住宅で、当時６７歳の父親を包丁で刺し殺そうとした疑いで逮捕された男性について、福岡地方検察庁は不起訴処分としました。
警察によりますと男性は今年８月、宗像市の自宅で同居する父親を文化包丁で刺し、殺害しようとしたとして現行犯逮捕されました。
父親はその後死亡し、警察は容疑を殺人に切り替えて捜査していましたが、福岡地検は、約３カ月間男性の精神鑑定を行った結果、先月３０日付で不起訴処分としました。
不起訴の理由は明らかにしていませんが「医療観察法に基づき、適切な治療を受けさせるための申し立てを福岡地裁に行った」としています。