【DV,傷害】群馬県前橋市 ペットボトルで30歳妻の背中殴りケガさせる 巡査部長の39歳夫逮捕
【判決】妊娠中の妻をペットボトルで殴り、土下座強要…元巡査部長に有罪判決

前橋地検は１９日、傷害罪で起訴した。県警は同日、巡査部長を減給１０分の１（３か月）の懲戒処分とし、巡査部長は同日付で依願退職した。

巡査部長は７月１８日午前８～９時頃、前橋市内の自宅で、液体が入ったペットボトルで妻の背中を複数回殴るなどの暴行を加え、打撲や筋膜炎など全治１か月のけがを負わせたとされる。

７月２７日に妻から県警に「夫から暴力を受けた」という相談があり、事件が発覚。同月下旬に巡査部長を傷害容疑で逮捕していた。

　前橋市で７月、当時妻だった女性に暴行したとして、傷害罪に問われた群馬県警の男性元巡査部長（３９）に対し、前橋地裁は１４日、懲役１年、執行猶予３年（求刑・懲役１年）の判決を言い渡した。

　稲田康史裁判官は、元巡査部長が日頃から女性に侮辱的な言動を繰り返していたと指摘。女性が当時妊娠中にもかかわらず、暴行を加えたり、土下座を強要したりしたことについても、「犯行は身勝手で独善的。（女性の）恐怖と苦痛は大きい」などと非難した。