神奈川：53歳女を逮捕、両親への殺人未遂容疑 父親死亡
【判決】父への傷害致死、女性に無罪判決 犯行時に「心神喪失」、横浜地裁

日付	〇2018/6/3

神奈川県茅ケ崎市で、同居する父親（79）と母親（81）に包丁で切り付け殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで無職の娘（53）を現行犯逮捕。父親は病院に運ばれたが4日未明に死亡。母親は重傷。娘は「殺す意思はなかった」と容疑を否認。娘は殺意を否定した上で、母親については「包丁を振り払った際、当たってしまっただけ」と話している。当時は酒に酔っていたとみられる。娘は両親と3人暮らし。両親が玄関先まで逃げ、通行人が119番通報した。 【判決】2020/3/19 無罪 心神喪失 　傷害致死と傷害の罪に問われた女性被告(54歳)の裁判員裁判で、横浜地裁は2020年3月19日、犯行時に被告は心神喪失だったとして無罪を言い渡した。求刑は懲役5年。 　片山隆夫裁判長は、被告は精神疾患のため、父母が攻撃してくる者の仲間だという妄想の中で犯行に及んだと認定し、「妄想に支配されたやむを得ない行動」と判断。検察側の「行動をコントロールする能力はある程度あった」との主張を退けた。 　横浜地検は「内容を精査し、適切に対応したい」とのコメントを出した。

発生場所	神奈川県茅ケ崎市東海岸北
参考	https://www.sankei.com/affairs/news/180603/afr1806030026-n1.html 【判決】https://this.kiji.is/613299951983887457