【殺人,無理心中】千葉県松戸市 住宅火災で40代夫婦の遺体 夫が妻刺し心中図ったか
(続報)死亡の夫を妻殺害容疑で書類送検 無理心中か

　２９日午後３時４５分ごろ、千葉県松戸市新作の木造２階建て住宅について「外出先から帰宅したら燃えている」と住人の２０代男性から１１０番通報があった。火は約３時間半後に消え、焼け跡から２人の遺体が見つかった。

女性の背中に刃物で刺したような傷があったが、外部から侵入者があった形跡もないことなどを理由としている。住人夫婦とはまだ連絡が取れておらず、ＤＮＡ鑑定などによる身元確認を急ぐ。

１２月２９日午後、外出先から帰宅した長男が火災に気付き１１０番した。

　29日に起きた松戸市の住宅火災では、焼け跡の1階から男女の遺体が見つかりました。2人はこの家に住む40代の夫婦とみられています。警察によりますと、女性の遺体は浴室で見つかり、背中に刃物で刺された傷がありました。和室で見つかった男性の遺体は火事で激しく損傷していましたが、刺し傷などはないとみられています。2人は火事が原因で死亡したということです。住宅には第三者が侵入した形跡がないことなどから、警察は男性が無理心中を図った可能性があるとみて捜査しています。

　警察によりますと、司法解剖の結果、遺体の身元の特定には至らなかったものの、２人の性別は男女でこの家の住人の夫婦とみられ、女性の遺体の背中には鋭利な刃物で刺されたとみられる傷があったということです。

　千葉県松戸市の住宅で昨年１２月、４０代夫婦の遺体が見つかった火災で、県警は１２日、妻を殺害したとして殺人容疑で、夫の会社員、佐藤和彦容疑者＝当時（４６）＝を容疑者死亡のまま書類送検した。県警は無理心中とみている。
　書類送検容疑は、昨年１２月２９日午後、自宅で妻＝同（４６）＝の背中を包丁のようなもので刺し、灯油をまいて火を付け死亡させたとしている。

妻の死因は一酸化炭素（ＣＯ）中毒か焼死で、背中に刺された傷があった。佐藤容疑者は焼死で、遺体はいずれも１階部分で見つかった。