【放火】香川県坂出市 60代両親と住む自宅に火をつけ住宅2棟全焼させる 33歳息子逮捕
【判決】両親と住む自宅に放火し全焼させた罪 男に懲役5年の判決

川田容疑者は26日午前2時ごろ自宅に火をつけ、木造2階建ての住宅など2棟あわせて約500平方メートルを全焼させた疑いです。川田容疑者は両親と3人で暮らしていて、この火事で父親が軽いやけどをしました。
警察が出火の原因を調べていたところ、川田容疑者が「家に火をつけた」と供述したことなどから逮捕したものです。警察は27日も現場検証を行い、火をつけた場所や方法などを捜査するとともに、動機についても調べています。

　両親と住む香川県坂出市の自宅に火を付けて全焼させた罪に問われている男の裁判です。高松地方裁判所は男に懲役5年の判決を言い渡しました。
　判決によりますと、坂出市青海町の農業・川田克人被告（34）は2022年5月26日午前2時40分ごろ、両親と住む坂出市の住宅で、自分の部屋にあった服や雑誌に灯油をまいてライターで火を放ち、住宅を全焼させました。
　近隣住民とのトラブルから恨みを募らせ、近隣の家に放火した上で自殺しようと考え、後戻りできないよう自分の部屋に火を付けたとしています。
　13日の判決公判で、高松地裁の近道暁郎裁判長は「動機は、自己中心的な考えや気持ちを優先させ身勝手」と指摘しました。
　一方で、両親が被告を許し、できるだけ軽い刑を望んでいることなどから、懲役7年の求刑に対して、懲役5年の判決を言い渡しました。