【介護殺人,無理心中】茨城県日立市 85歳妻を殺害 87歳夫逮捕「一緒に死のうと思った」

　8日正午ごろ、日立市石名坂町の住宅で「家を訪ねたら両親が倒れている」と119番通報がありました。

倒れていたのは神長スミ子さん（85）と87歳の夫で、スミ子さんは病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
　夫は腹に刺し傷があるものの命に別状はないということです。
　県内に住む長女が実家に電話をしても応答がないことを心配して様子を見に行って発見したもので、「父親が犯行をにおわせるようなことを言っていた」などと話しているということです。
　スミ子さんは病気がちで夫が介護をしていたという情報もあり、警察は夫が無理心中を図った可能性もあるとみて調べています。

神長容疑者は「一緒に死のうと思った」と供述している。
逮捕容疑は８日午前８時ごろ、自宅で妻スミ子さん＝当時（８５）＝の胸を包丁で刺し、殺害したとしている。
長女（６０）が同日、神長容疑者宅を訪れ、倒れているスミ子さんと腹に刺し傷がある神長容疑者を見つけ、１１９番通報した。

事件当時、容疑者も血を流して倒れているのが見つかり搬送され入院していて、警察は退院を待って２３日、逮捕しました。

容疑者とスミ子さんは２人で暮らしていて、スミ子さんは強い力で胸を刺されたとみられるほか、容疑者も腹に刺し傷がありました。

スミ子さんは目が不自由で容疑者が日常的に介助していたとみられるということです。