【放火殺人】宮城県色麻町 自宅に火を付け全焼させ40代母親と10代姉焼死 中3男子逮捕「こんなことになるとは」
(続報)色麻の住宅火災 少年を家裁送致 放火の非行内容で

　逮捕容疑は７日午前２時ごろ、自宅に放火し、全焼させたとしている。同署によると「自室で火を付け、燃やしたことは間違いない」と容疑を認めている。
　男子生徒は火災後に連絡が取れなくなっていた。同日午前９時ごろ、現場近くで見つかり、同署が事情を聴いていた。

出火前に言い争っていたなどの情報はなく、家族間のトラブルは把握していないという。

「こんなことになるとは思わなかった」との趣旨の話をしているという。

男子生徒の40代の母親、10代の姉と連絡がとれておらず、署が遺体の確認を進めている。男子生徒は姉、両親、60代の祖父母との6人暮らしで、50代の父親も軽傷を負った。1階の部屋から火が出ているのに祖母が気付き、110番通報したという。

近くの住民によると、姉は高校生とみられる。

　現場近くの70代女性は「サイレンの音で起きて外に出ると、家から火柱が上がり、真っ赤になっていた。円満な家庭だったと思う」。近所の男性（80）は「家族のトラブルは聞いたことがない」と話した。

現場にガソリンや灯油をまいた跡はなく、出火場所や出火原因を慎重に調べている。

　色麻町の農業の男性宅が全焼して、女性２人が死亡した事件で、仙台地検は２７日、この家に住む少年（１５）を現住建造物等放火の非行内容で仙台家裁に送致した。地検は認否を明らかにしていない。また、家裁は同日、４月９日までの２週間の観護措置を決めた。