【死体遺棄,殺人】岩手県大船渡市 生後間もない女児の遺体遺棄で逮捕の21歳母親、殺人容疑で再逮捕
【判決】大船渡市の新生児死体遺棄 母親に懲役1年執行猶予3年の有罪判決

女は８月１２日、自宅内に、自らが出産した女児の遺体を袋に入れて遺棄した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
　女が体調不良で搬送された病院から、出産した形跡があると県警に通報があり、自宅内を捜査したところ遺体が発見された。県警が死因や詳しい経緯を調べている。

自分が産んだ赤ちゃんの遺体を遺棄したとして、９月に逮捕された岩手県大船渡市に住む２１歳の母親が、この赤ちゃんを殺害した疑いで１０月１９日に再逮捕されました。犯行時刻は産んだ日の朝から午後２時頃までの間とみられています。
再逮捕されたのは大船渡市大船渡町の無職・佐々木未悠容疑者（２１）です。
警察によりますと、佐々木容疑者は２０２２年８月１２日に自宅で出産したばかりの女の赤ちゃんを呼吸ができない状態にさせて殺害した疑いがもたれています。
警察は認否について明らかにしていませんが、佐々木容疑者は１９日の再逮捕に何も言わず素直に応じたということです。
また関係者によりますと、佐々木容疑者はこの日の朝に出産した可能性が高く、当日異変に気付いた家族が午後２時ごろに消防に通報していることから、この時間までに犯行に及んだとみられています。
発見当時、赤ちゃんの遺体はポリエステル製の袋に入れられていて、警察は佐々木容疑者が袋を使って窒息死させた可能性も含め、事件のいきさつを調べています。
佐々木容疑者はこの赤ちゃんの遺体を自宅アパートの室内に遺棄した疑いで９月に逮捕されていました。

　生まれたばかりの女の子の遺体を自宅アパートに遺棄した罪に問われた母親に、盛岡地方裁判所は、懲役1年執行猶予3年お有罪判決を言い渡しました。
　岩手県大船渡市大船渡町の無職佐々木未悠被告（22）は去年8月、自宅アパートで女の子を出産した後、遺体をレジ袋に入れるなどして部屋に遺棄した死体遺棄の罪に問われています。
　判決公判で盛岡地裁の中島真一郎裁判長は、「遺体を胎盤や捨てるつもりの血まみれのタオルと共にレジ袋に入れるなどごみ同然と扱った悪質な犯行」とした一方、佐々木被告に前科が無いことや、犯行を認めていることなどを考慮し、懲役1年の求刑に対し、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。