【死体遺棄】熊本市東区 86歳叔母の遺体を自宅に放置か 56歳女逮捕、鑑定留置

ことし１月ごろ、叔母が死亡したのに、１６日まで住宅に放置していたとして、死体遺棄の疑いが持たれています。
１６日夜、県外に住む叔母の息子から「正月に話して以来、母親と連絡が取れないので確認してほしい」と相談があり、警察官が母親の家を訪ねたところ、居間で遺体を発見したということです。
警察によりますと、容疑者は数十年にわたり叔母と同居していて、「ことし１月ごろに自宅で叔母が亡くなる状況を目撃した」と供述し、容疑を認めているということです。
警察は遺体は８０代の叔母の可能性があるとみて身元の確認を進めるとともに、死亡したいきさつについて詳しく調べることにしています。
遺体が見つかった住宅の近くに住む４０代の男性は「容疑者は世間話をするような明るい女性で、家に出入りする人を見かけたこともある。同居していた高齢の女性を長い間、見かけていなかったので心配していたが、まさかこんなことが起きるとは思わず、驚いています」と話していました。

熊本市東区の自宅で叔母の遺体を放置し遺棄した疑いで逮捕・送検された女を、熊本地検は２日付で鑑定留置しました。
鑑定留置されたのは、熊本市東区長嶺西の無職、櫨本　珠実　容疑者（５６）です。
櫨本容疑者はことし１月ごろから７月１６日までの間、叔母の村上　榮子さん（８６）の遺体を自宅に放置し遺棄した疑いで逮捕・送検されていました。
熊本地検は２日付で櫨本容疑者を鑑定留置、期間は１０月１６日までの予定で
犯行当時の精神状態を調べることにしています。
これまでの調べで、櫨本容疑者は「叔母が自宅で亡くなったのを見た。神様に聞いたところ、叔母が蘇ると言われたので
待っていた」と供述しているということです。