【殺人】京都府右京区 77歳母親を包丁で刺し殺害 無職の46歳次男逮捕、鑑定留置

　1日午前4時35分ごろ、京都市右京区太秦前ノ田町の無職、田畑千賀子さん（77）方から悲鳴が聞こえていると、近隣住民が110番通報した。京都府警右京署員が駆けつけると、田畑さんが1階の台所で血を流して倒れていた。室内にいた息子で無職の文孝容疑者（46）=同市左京区一乗寺向畑町=が包丁で刺したことを認めたため、署員が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。田畑さんは病院に運ばれたが約1時間後に死亡。

悲鳴を聞いた住民が女性宅を訪ねると、次男が警察に通報するよう求めたという。

次男は「包丁で刺して殺そうとしたことに間違いない」と容疑を認めているという。
　右京署によると、同署に女性から次男に関する相談があり、防犯指導をしていたという。

　母親を包丁で刺して殺害したとして、殺人の疑いで送検された京都市左京区の無職の男（４６）について、京都地検は１４日、刑事責任能力を調べるために鑑定留置を請求し、京都地裁に認められた。期間は９月２６日まで。
　男は１日午前４時半ごろ、同市右京区の民家で、この家に住む母親（７７）を刃渡り約１９センチの包丁で刺して殺害しようとしたとして、右京署に殺人未遂の疑いで逮捕された。母親が死亡したため、同署は容疑を殺人に切り替えて送検した。