【嘱託殺人】宮崎県新富町 認知症疑いの80代夫婦、妻を殺害か 夫を捜査
(続報)嘱託殺人疑い夫書類送検 新富女性遺体

　今年７月、新富町にある海岸沿いの保安林で、８０代の女性があお向けの状態で倒れ、死亡しているのが見つかりました。

夫は、警察の調べに対し、「自分がやった」、「覚えていない」などと、あいまいな話をしているということです。夫婦が入所していた福祉施設の職員によりますと２人はともに認知症と診断されていて、事件が発覚する３日前、「職員にめいわくがかかる」「利用者とのトラブルがあり施設を出たい」などと職員に相談していたということです。警察は慎重に捜査を進めていて、今後、夫を殺人の疑いで書類送検する方針です。

司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息死とみられる。県警は、女性が発見された際に現場にいた８０代の夫が事件に関与した疑いがあるとみて、殺人容疑で捜査している。

夫は県警の調べに、あいまいな供述を繰り返しており、慎重に捜査を進め、容疑が固まり次第、書類送検する方針。

　新富町の富田浜海岸沿いの松林で7月、近くの福祉施設に入所していた80代女性の遺体が見つかった事件で、県警が29日、女性に頼まれて殺害したとして80代の夫を嘱託殺人容疑で書類送検したことが捜査関係者への取材で分かった。