【介護殺人,無理心中】三重県三重郡 障害持つ44歳娘を溺死させる 71歳母親逮捕...1週間前にも無理心中図ろうとし保護

　６月１３日夜から翌１４日昼ごろまでの間に、同県三重郡内の宿泊施設の浴槽で、娘の無職恵美さん（４４）を溺死させたとされる。署によると容疑を認めている。
　山本容疑者と恵美さんは２人暮らしで、山本容疑者が介護していたとみられる。「娘の世話をするのに体力的にも限界で楽になりたいと考えていた」と供述しているという。無理心中を図った可能性があるとみて調べる。

恵美さんは市内の社会福祉施設で野菜の栽培などの仕事をしていたが、今年の春ごろ脳梗塞で入院。退院後も介護が必要になった。「６月ごろには２人で東尋坊に行ったとも聞いたが、そこまで思い詰めていたとは」と戸惑った様子だった。
　別の女性は「恵美さんへの愚痴も聞いたこともなく、仲が良いという印象だった」と話した。

宿泊施設の従業員がチェックアウトの時間を過ぎても部屋から出てこないことから様子を見に行くと、女性のうめき声が聞こえたことから、警察に通報したということです。
警察が駆けつけると、浴槽内で恵美さんが死亡していたのが見つかり、近くで意識がもうろうとした状態の山本容疑者が倒れていたということです。
警察は山本容疑者の体調の回復を待って話を聞き、容疑を認めたことから逮捕しました。

母親は娘と事件の一週間ほど前にも福井県で無理心中を図ろうとし、保護されていたことが分かりました。