【強制性交】【判決】滋賀県甲賀市 10代孫に5年間、性的暴行 男に実刑判決

こうした行為は、少女が小学5年生の時から約5年間にわたって続きましたが、少女は「家庭が崩壊するのが怖かった」と、両親には言い出せず、学校に相談したことから発覚しました。
裁判で男は、強制性交の罪などついて否認し、弁護側は「少女から触ってほしいと言われた」などと、無罪を主張していました。
5日の判決で大津地裁は罪をすべて認定し、「嫌がる被害者を脅迫するなど、悪質であり、孫である少女に及ぼした影響が計り知れない」とし、懲役7年6か月を言い渡しました。

畑山靖裁判長は、嫌がる孫の後頭部をつかんで脅して性的暴行に及んだとして「犯行態様は悪質で、女性が受けた苦痛は計り知れない」と指摘。「女性が家族関係の崩壊を恐れて被害を訴えられずにいることに乗じて自己の性欲を満たすためにわいせつな行為を繰り返した」と批判した。
判決などによると、男は令和２年８月、中学生だった女性が男の自宅を訪れた際に性的暴行をし、３年３月にも自宅で女性の体を触った。小学生だったときの女性の裸を撮影した画像データを所持していたとする児童買春・ポルノ禁止法違反罪にも問われ、畑山裁判長は有罪とした。