【重過失失火】兵庫県神戸市 お香に火をつけようとして自宅を全焼させる 70代両親死亡、無職の34歳息子逮捕...鑑定留置に

萬崎容疑者は3日午前0時50分ごろ、神戸市北区の自宅でライターを使ってお香をたく際に誤ってダンボールに引火させ、木造2階建ての住宅を全焼させた疑いが持たれています。
警察の調べに対して萬崎容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
萬崎容疑者は消防に自ら火事の通報していて、焼け跡から2人の遺体が見つかっていました。

現在この家に住む萬崎容疑者の70代の両親と連絡がとれていないということです。
警察は死亡した2人が両親とみて身元の確認を進めています。

今月、自宅でお香に火をつけようとして家に燃え移らせた疑いで逮捕された３４歳の容疑者について、検察は、刑事責任を問えるかどうか調べるため、１８日から専門家による精神鑑定を行うことを決めました。
今月３日、神戸市北区で住宅が全焼し、２階からこの家に住む萬崎坑三さん（７５）と萬崎紀子さん（７６）の夫婦が遺体で見つかりました。
警察は、一緒に暮らす息子で無職の萬崎博亮容疑者（３４）が「お香に火をつけようとしたところ、家の中に置いてあった段ボールに燃え移った」と説明したことから、重過失失火の疑いで逮捕しました。
これまでの捜査を踏まえて、神戸地方検察庁は、刑事責任を問えるかどうか詳しく調べる必要があるとして、「鑑定留置」を裁判所に請求し、認められたということです。
期間は１８日から来年２月２１日までで、検察は、その結果などを踏まえて起訴するかどうか判断することにしています。