【虐待,殺人】東京都台東区 4歳次女に薬品など飲ませ殺害か 43歳父親と37歳母親逮捕...不凍液や向精神薬などに含まれる成分検出

両容疑者は昨年３月中旬に自宅マンションで、何らかの方法で、次女の美輝ちゃんを中毒死により殺害した疑いがある。
美輝ちゃんは同月１３日、健一容疑者の１１９番通報を受けて病院に搬送されたが、死亡が確認された。その後の司法解剖で、美輝ちゃんの体内から致死量の向精神薬が検出されていた。

　美輝ちゃんの体内からは不凍液に含まれるエチレングリコールの成分が検出されたということです。
　不凍液は車のエンジンが凍結するのを防ぐ時などに使われる液体です。専門家によりますと、エチレングリコールは毒性があり、摂取すると腎臓の機能が低下するなどして死に至る可能性があるということです。
　ほかにも、向精神薬などに含まれるオランザピンも検出されました。いずれの成分も子どもが誤飲する量ではないということです。
　また、数年前には、健一容疑者の姉も亡くなっていて、不審な点が多いことから警視庁は死亡の経緯を調べる方針です。

昨年３月、保育園児の次女＝当時（４）＝に不凍液と抗精神病薬を摂取させ殺害したとして逮捕された父親の細谷健一容疑者（４３）と母親、志保容疑者（３７）が、今年１月の東京都児童相談センターの聞き取りに、抗精神病薬について、「次女が間違って飲んだのかもしれない」と説明していたことが１８日、関係者への取材で分かった。
次女の美輝ちゃんの毛髪鑑定で抗精神病薬「オランザピン」の成分が検出され、状況から長期にわたり摂取させられた疑いがあることも捜査関係者への取材で判明。不凍液も長期間摂取させられた疑いがある。
関係者によると、今年１月下旬の同センターとの面談で両容疑者はオランザピンについて、「飲ませていない」「心当たりはない」「間違って飲んだのかもしれない」と話したという。その際、志保容疑者はオランザピンを「睡眠剤としてネットで購入し飲んでいる」とも説明した。