【殺人】福岡県うきは市 事故にみせかけて64歳叔父を殺害 54歳甥逮捕...生命保険金目的か

叔父は4月、軽乗用車の下敷きになった状態で発見され、死亡が確認された。男は事件後、叔父にかけられていた1千万円超の生命保険金を受け取った疑いがあり、県警は保険金目当てで殺害した可能性があるとみて調べている。

男は4月1日夜～2日未明ごろ、福岡県うきは市浮羽町三春の駐車場で、叔父で日田市西有田の会社員西村一敏さん＝当時（64）＝を殺害した疑いが持たれている。男はこれまでの県警の調べに容疑を否認しているという。
　西村さんは2日午前7時ごろ、うつぶせの状態で軽乗用車の運転席側前輪の下敷きになっているのを近隣住民らが発見した。死因は外傷性ショックだった。
　西村さんは数年前から、男が実質的に経営する運送会社で勤務し、夜間の内勤業務を担当していた。
　現場の駐車場は運送会社から約800メートルの場所にあり、車は西村さんの所有。県警は当初、西村さんが車の修理などの際に誤って下敷きになった可能性があるとみていたが、負傷の状況と合致せず、第三者が事故を偽装したとみて捜査を開始。西村さんは男に促され、男を受取人とする生命保険に加入していたことも判明したという。
　男はこれまでの調べに「朝、運送会社に行ったら西村さんがいないことに気付いた」などと説明しているという。