【無理心中,殺人】東京都東村山市 家族4人死亡家裁 焼け跡から灯油成分検出、無理心中か...後日、新たに三男とみられる死後1年以上経過の別遺体見つかる
(続報)東京 東村山4人死亡火災 容疑者特定せず殺人容疑で書類送検

東村山署によると、現場検証したところ、燃え方が激しく火元とみられる１階部分から灯油のような油の成分を検出した。現場からは灯油を入れていたとみられるポリタンクとライターが見つかったという。
火事は９日午前３時１５分ごろ発生。同市多摩湖町の酒井巌さん（６５）方がほぼ全焼し、住宅から酒井さんと妻の道子さん（６４）、次男の優里さん（３６）、四男の進さん（２６）の計４人が２階の寝室から救出されたが、その後、死亡が確認された。
同署は、家族の誰かが灯油をまいて火を付け、無理心中を図った可能性もあるとみて、出火原因の調べを進めている。

東京・東村山市で家族4人が死亡した住宅火災で、焼け跡からこの4人とは別の遺体が新たに見つかりました。

現場には灯油が入っていたとみられるペットボトルが複数あり、警視庁は無理心中を図ったとみて捜査していますが、24日、住宅の解体作業中、1階の部屋から新たに別の遺体がみつかりました。
遺体は毛布のようなものにくるまれた状態で、死後少なくとも1年以上が経過しているとみられるということです。
警視庁は遺体は連絡が取れていなかった三男の可能性があるとみて、身元の確認を急ぐとともに死亡したいきさつを詳しく調べています。

ことし５月、東京・東村山市の住宅で６０代の夫婦など家族４人が死亡した火事で、警視庁は現場の状況などから心中を図ったとみて調べを進めていましたが、詳しいいきさつは分からず、４人のうちの誰かが火をつけて殺害したとして、容疑者を特定せずに書類送検しました。
ことし５月、東村山市多摩湖町の２階建ての住宅から火が出て、この家に住む６５歳と６４歳の夫婦と３６歳と２６歳の息子のあわせて４人が死亡しました。

火元とみられる１階の玄関付近から灯油の成分が検出され、夫の服からはライターが見つかったほか警視庁のホームページに名字や電話番号が同じ人物から「心中する」という内容のメッセージが送られていたということです。
警視庁はこうした状況から心中を図ったとみて調べを進めていましたが、詳しいいきさつは分からず、４人のうちの誰かが火をつけて殺害したとして９日、容疑者を特定せずに殺人の疑いで書類送検しました。
また、火事から２週間余りたって住宅の解体中に連絡のとれなくなっていた３０歳の三男が毛布にくるまれた状態で見つかりました。
その後の調べで、三男は火事より前に死亡していたことがわかりましたが、詳しいいきさつが特定できないとしてあわせて書類送検し一連の捜査を終えることにしています。